「一口30回かんで、食べましょう!」なんて、そうそうできない!

うらかわ歯科エピソード

 「一口30回かんで、食べましょう!」なんて、そうそうできない!_c0219595_15122969.jpg先日、久しぶりに、患者さんサロンを開催しました。良い歯並びを作るにはどうしたらいいの? というテーマで、あれこれやってみました。
 
 横向き寝で、歯に体重をかけて寝ると、内側に歯がたおれこんでいくんですよ。だとか、最近の軟食では、どうして歯並びは悪くなるんでしょう。だとか・・・ちょっと御指南してしまいました。

  参加してくださったみなさん、ありがとうございます。
「一口30回かんで、食べましょう!」なんて、そうそうできない!_c0219595_15133357.jpg さて、歯並びを良くするノウハウ、として、良くかんで食べる、ということがあります。テレビでも、偉い学者さんが出てきて、「30回かんで食べましょう」・・・とハンでおしたようにのたまいます。
 確かに、そうなんです。良いかみ方で、しっかりかむと、かむ筋肉が鍛えられ、歯並びにも良いのです。・・・・が、しかし、皆様、30回かんだことってあります。やってみたらわかると思いますけど、食事中、最初から最後まで、30回かみかみやってたら、もう食事どころではありません。本日の夕食ではなくて、本日の夕トレ、になってしまうくらい、過酷です。  はい

 というのも、ここ、最近、さち先生は30回がみにトライしているのです。夕食時、30回、と心でとなえ、しゃべるのもままならず、目がすわり、ひたすらかんでいます。

 確かに、すごい。ドライマウスで早飲み込みの私の口の中にも、じわ~っと唾液が出てくるのがわかり、水で、押し流すように飲み込んでいたのが、水がいらなくなります。

 食べ終わると、こめかみがけっこう痛くて、筋肉痛になりそうです。顔のまわりもほかほか暖かく、顔の小じわだってとれるかもしれません。頭のめぐりもよくなりそうです。

 でも、やっぱり、これって現実的ではありません。食べ終わるのは、家族の誰よりも遅く、家族の会話に口をはさむこともできません。もごもご・・・と、ひたすら、かむマシーンみたいになってしまう。

 このテレビに出てくる、えらい学者さんは、自分で30回かめ、なんて言ってるけど、やってるような気がしません。だって、もしやってたら、「実際やると、こういう風に難しいので、現場はこういう風に工夫しましょうね、」って絶対言いたくなってしまうはずですもの。さらっとなんて流せない。

 というわけで、ここのところの、30回がみの実践を、みずからやってみて、皆様に、こういうアドバイスができるようになりました。

 まず、
 30回はいきなり無理です。20回から始めましょう。
 いっせいに全部の場所でかむのではなく、片方の奥歯だけに、食べ物を集めて、そこで集中して咬みましょう。疲れたら、反対側にうつします。絶対に注意してほしいのは、きちんと口をとじて咬むこと。口をあけていると、筋肉のトレーニング効果は半減です。

 それから、食事の最初10分くらいでいいです。最初にやると、比較的、そのあとも、いつもより、かもうとするようです。
 一人だけでやると孤独なので、最初の10分は、家族でやりましょう。

 子供のトレーニングとしてやるときは、お母さんは最初、食べずに、数えてあげましょう。

 どうですか。これだったらできそうでしょう。 最近の子供さんは、ぽか~んと口をあけてる子が多いです。こういう子供たちは、べろを始め、口の周りの筋肉が弱いので、かみかみ大作戦が効果をあげますよ。

 
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