すみません。また医療ねたで・・・もう少しお付き合いくださいませ!
日本の医療メーカーが韓国にすっかり負けてる・・歯科のある材料にいたっては、台湾にさえ・・・というと。えっ?と思いません。
理由”薬事法” です。
現場のお話をしますと、ここ数年、現場から、長年愛用された、すぐれた安い薬や材料の多くが突然消えています。現場は、もうあたふた・・・なんでかな~あ、なんでかな ♪ と材料屋さんに聞いてみたところ、最近のC型肝炎訴訟や、薬害エイズ訴訟などで、すっかり厚労省は及び腰になって、ひとつの薬や材料の認可をとるのに、思いっきりハードルをあげたのです。ほんのささやかな1000円程度の薬でも、認可を更新するのに、何百万円もの経費がかかるような世界になったのです。
輸入品であれば、海外の優秀な認可機関がOKを出したものでも、独自にまたさまざまなハードルをこえて認可をとらなければならないのです。書類を膨大にそろえることは当然で、それ以外にも、現地工場に、官僚お二人様を会社負担で、ご視察にお連れしなければならないとか。
ある輸入業者さんの話では、そのもろもろがざっと最低でも500万円なり!
「どうしてこんなに高いの?この材料・・・」と言ったら、そう説明されて納得。
もちろん、医薬品ですもの、中国雑貨を安く仕入れることとは訳違いますでしょう。ハードルは低くないのは当然ですが、世界レベルでも以上に高い。
ま、官僚がわにたって言えば、とにかくハードル高くして、これだけやったんだ、といえば、メンツ立ちますし・・・ということでしょう。裁判おこされたって、民のせいでっせ~、と責任回避できます。彼らは、とにかく、責任をとるのが大嫌い。
そういうわけで、日本の優秀なメーカーも、とうとうあほらしくなって、認可の期限が切れた後は、もう認可取りません、とすねてしまったのです。特にシェアの小さい歯科では、毎月のように、使い慣れた材料が消えてはあたふた・・・実は今日も、開業以来信頼してなじんでいた薬がなくなると宣告されました。安全で良い薬でした。とほほ・・・
新しい認可という点で言えば、歯科のとある材料など、世界では風邪薬みたいにポピュラーなものになって、次に進化しようか、と言うステージなのに、認可をまったくおろしてくれず、日本で使ってるのがわかると、犯罪者扱です。
一生懸命新しい材料などに取り組んでがんばっているまじめな先生たちは、外国では、尊敬をもって”せんせー”と呼ばれるものの、国内では犯罪者扱いです。もう学会で発表しようものなら、特攻警察よろしく厚労省の役人が潜んでいて、しょっ引いたりする。
いつものことですが、官僚の方って、外にへらへら、うちにこわもて、というのが、定番スタイルなのかしら?一生懸命おやりになっていらっしゃるみたいなんだけど・・・
そういうわけで、医療を産業として、応援している韓国などは、建前ではなくきちんと妥当なところで認可をおろす。
だから、韓国のメーカーにすっかりシェアーを奪われてしまいました。
もちろん、研究者も、大きなおもりをひきづって、活動させられている日本のそれに比べて、なんと勢いがあることでしょう・・・・
DV夫をかかえながら、外で仕事をしている妻と、愛をもって後押ししてくれる素敵なダーリンをもって働く妻の違い、そういうニュアンス!
産業は自動車だけじゃないんだよ!しっかりした認可システムを作って医療という産業を育成したら、きっと日本の医療産業はすごいことをやるにちがいありません。だって、DV夫をかかえながら、けっこうなところいっているんだもの。 やさしい協力的な夫でなくても、普通に邪魔さえしないレベルでも、かなりいけると思う。
日本の不況を巻き返すチャンスさえ作れるかもしれない。
産業の発展だけではなく、新薬の認可がおりず、私の愛する友人も、乳がんでこの世を去る前に、新薬の認可をおろすために、何か運動できないか模索していました。
皆さん、ご存知でした?
先日C型肝炎訴訟の山口さんとお話することがあったので、そういうことをお話したところ、あきれておられました。私たちはそんなことをしてほしくて訴訟したわけではない、と思われたと思います。当たり前のことがあたりまえになってほしいから、勇気をもって立ち上がったのだと思います。まったく、やれやれ、官はどこまで行っても建前ばかり。
もう、こまっちゃうな~~~。(やまもとりんだになりそうです。やまもと・・知らないか・・)
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