
またまた緊急事態宣言!
自粛すればいいじゃない、と、あっさり言える人は、それによって、生活の痛手が少ない人かもしれません。自粛によって、生活の基盤を失う人もたくさんいます。(病院だって、安心していられません。)
どの職業の方も、社会の仲間ですから、支えあっていかなければなりません。上手に予防を徹底し、できるだけ、日々の生活スタイルを持続させたいものです。
歯科医院の私たちは、口の中を触る仕事なので、感染のリスクも大きいと考えられますが、幸いにも、まだ歯科医院からクラスターが出たという報告は、世界中でまだ1例もないそうです。
つまり、徹底した予防によって、なんとか、コロナ感染を防げる可能性が高いと考えていいと思います。
不幸にも感染してしまったと人で、ちゃんと感染予防をしていた、と言っておられる方がいます。聞いている方は不安になりますが、多くは、感染予防をしているようで、けっこう大きな穴があることが多いです。
大きな穴、と思う代表的なもの。マスクのつけかたです。鼻を出していたり、ぶかぶかにつけていたり。そういうつけ方をしていると、マスクのフィルター効果は働かず、マスクなしとあまりかわらなくなります。
また、会食も今まで通りだと、やはり、危険です。
いくら少し離れて食べても、おしゃべりするときに、口を何かで覆っていないと、飛沫は食事空間に飛び散ります。
お箸を持つ手と反対の手で、ぜひ、ハンカチやナプキンを持っておくのがおすすめです。話をするときは、すかさず口を軽く覆いましょう。ぴっちり口を防ぐことができなくても、かざすだけでも、感染の確率は減ります。ハンカチが飛沫を吸い取ってくれたら、空間に飛び散る量はぐっと減ります。
(使ったハンカチは、ビニールに入れて持ち帰る)。
テレビの出演者は、透明のアクリルマスクを使っていることが多いですが、あれは、やらないよりいい、という程度、飛沫の飛散は防げません。もちろん、マスクのようなフィルター効果もありません。
加湿器もぜひ取り入れてほしいアイテムです。
湿度がないと、ウイルスは、空中を舞いやすく、加湿器があると、そのミストが、空中のウイルスをキャッチして、下に落としてくれる効果が期待できます。もちろん、のどをうるおし、免疫も高めるのです。
最後に、口の中がきれいだと、ウイルス撃退に効果があります。口の中に出てくる免疫物質が、口の中の細菌に消費されないので、しっかり働いてくれるのです。
賢い感染対策を抜け目なくしながら、普通の生活を、できるだけ持続する。なんとか、みんなでがんばっていきましょう。
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