久々の喫煙席

社会

  ファミリーレストランに時々お世話になります。最近のファミレスは安くておいしいですね。先日ファミレスに行くと、お客さんがいっぱいで、早く席につくために、やむおえず、
「喫煙席でもかまいません。」
とお店の人に伝えました。おかげで、あまり待たずに、すぐに喫煙席に通されました。

 ところが、席に着くなり、すごいタバコの臭いが襲ってきました。目はしばしば、頭はがんがん。のどは圧迫感に襲われ、ちょっとびっくりしてしまいました。そして、とうとう根をあげて、席を替えていただきました。
 タバコを吸う人の横にいるのってこんなに大変だったかな~・・・と思わず記憶をたぐります。
 ちょっと前、レストランでは、けっこう近くで他のお客さんがタバコを吸うのは普通だったし、電車やバスの中でも吸う人がいました。
 ちょっと前がいつだったか覚えていませんが、隣の人が今よりずっと平気でタバコを吸っていた時代を知っています。

 確実に記憶にあるのは、私がまだうら若き乙女の頃、大学病院の医局では、普通にタバコを吸う同僚がいました。私は、そういうもんだ、とでも思っていたのか、それで、すごくつらい思いをした、という記憶があまりありません。もちろん、私は喫煙の習慣がありませんでしたが、きっと、その時代は、まわりで誰かがタバコを吸うのは普通のことで、もう慣れっこだったのかもしれません。

 誰かが、隣でタバコを吸っていて迷惑だった記憶より、その頃、職場の大先輩が、タバコを吸っている若い先生に、
「タバコはやめてくれないか!人の迷惑を考えてくれ!」

とぴしゃっと、おっしゃったのだけ明確に覚えています。その頃は、愛煙家の地位は今ほど低くはなかったので、こうも、ぴっしゃりとおっしゃる先輩のことをたのもしいと感じるより、厳しいな~、と思った記憶があります。

 でも、時代はかわり、本当に愛煙家の地位は低くなる一方で、私たちも、愛煙家から及ぼされるタバコの煙やニコチンの害から開放されてきました。

 あの昔、タバコを吸う人の横にいても、そんなにつらくなかったのに、今の私は、喫煙席に座るだけで、逃げ出したくなるようなつらい症状に襲われます。
 ほんとうに、この違いは何なんだろう、と不思議です。

 いったん、タバコの被害から開放されると、もうもどれないんでしょうね。
だから、今後も、愛煙家の方の肩身は狭くなるばかりだと想像できます。

 もちろん、タバコは肺癌のリスクをあげ、歯周病だって悪化させてしまいます。やめたほうがいいに決まっています。

 でも、この国にはタバコの税金にたよっているさまざまな政策があります。それを考えると、もっと愛煙家の皆様に感謝もうしあげなくてはいけないんじゃないかな。とも思ってしまいます。

 いつものことながら、タバコはやめましょう。と言いつつ、その税収がなくなったら困るとっても矛盾した日本の政府です。本音と建前をたくみに使って、しっかり愛煙家の皆さんから、高い税金をまきあげていますよね。
 たまには、日本の愛煙家の皆さんにお礼くらい言ってもいいのかもしれません。体をはって、納税していただいてありがとうございます。なんてね。

 

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