患者になりました

医療人ねた

 まあ、こういう時にブログを更新するというのも、微妙に不謹慎な気もするけれど、そういうことが可能なのだからしかたがない。
 というのも、私は今週はじめに網膜剥離をおこしてしまい、某国立病院眼科に受診とともに、緊急入院になってしまった。2年前にも、実は反対側で同じことをやって、その時もここの名医のE先生に執刀してもらっている。ま、ベテラン患者なのである。前回も、剥離をなおしていただいて、おまけに、といっちゃなんだが、新品の眼内レンズを入れてもらって、世の中が妙に明るくなって出所した(?)。

 受診する前から、微妙に左目の視界に現れた墨汁のうすいしみのような影に、ほぼ、網膜剥離に違いないと確信していた。そのあとの心配は、あのE先生が即座に執刀くださる段取りがつくかどうか・・・であった。たとえば、オペがたてこんで突然舞い込んできた緊急の患者が、うまいこと入る隙がなかったり、ドクター学会により不在・・・なんて妙に星のめぐりが悪い時というのが、台風の目のように、あったりするのだ。

 まあ、そういうところにたまたま当たったら、日ごろの行いでが悪かったとあきらめるしかない・・・。ま、そういうものだ。しかし、幸運にも、E先生はいつもどおりいらっしゃって、オペがぎっしりたてこんでいる中、ひとつだけなら、明日、オペを入れられると言われた。

 あたしの日ごろの行いがいいってことだ。(冗談です)

 まあ、手術は、というと、ほとんどスプラッタ映画みたいです。
 黒目横を切って、中の水をぬいて、網膜のだらっとはげたところを、上手な内装工事みたいにレーザー溶接します(溶接じゃないと思うけど)。あとは、特殊な気体を”ぱん”とつめて、よくくっつくまで安静にしてゆっくり待つ。
 ま、わかりやすく書けばこんなところでしょうか。

手術中身動きとれない体勢で長時間がまんしていたので、途中過換気をおこしてしまう、というわれながら恥ずかしい場面もありましたが、無事成功していただいて、今は、のんびり、片目で、病院内を、少しうろうろできるようになりました。

 来週はじめの退院まで、うらかわ歯科の患者さんにはご迷惑かけますけれど、いたしかたなし。ブログを借りてお詫び申し上げます。(来週末には復帰します。)

 というわけで、世が世なら、失明を余儀なくされる運命から救い出されて、おまけに、やさしいスタッフの皆様が至れり尽くせり・・・なんと幸せなんだろう、と自分をとりまく、環境や、時代や、時々のめぐり合わせに、心から感謝しています。なんといっても、日本の医療は本当にすごいです。

 それに、100円を入れると15分使えるインターネットコーナーなんてのがあって、こうやって、国立病院滞在期をしたためている。私は、さながら、”患者様”といったところでしょうか。毎日一生懸命働いている皆様、ちょっと人生のコーヒーブレークをお許しくださいませ。
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