「こんにちわ~」
患者さんが来院すると、まず最初に診察券を出していただく。もちろん、初診のときではなく、2回目以降の話だけど・・・
うらかわ歯科の診察券は、数年前から、リライティングカードなる、うすい磁気カードになっている。予約をとっていただいた最新の時間を磁気でカードに書き込むのだ。つまり、ヤマダ電機で渡されるあれと同じで、上書きしていくシステム。ちょっとしたメッセージもその都度書き込めるので、導入した当初は進化型だった。
ま、そういうものを導入すると、すごく経費もかかるので、どうかと思ったのだけど、インターネットで予約できるシステムをさがしたら、たまたまそういう付属品がついていて、好むと好まざるにかかわらず、いっしょに導入させられた形になってしまった。
でも、そのおかげで、ちょっとした笑えるネタを生んでいる。。
患者さんが、何気に取り出す診察券が、時として、〇〇美容院、とか、居酒屋〇〇屋、みたいな、カードになっているときがあるのだ。
色味がうらかわ歯科に似ていることばかりではない。まったく間違いようのないようなデザインの時もある。
思いっきりポイントのつくカードだったりすることもある。
私は、間違いカードの内容で、笑いのランクをつけている。一番多いのは、単純に他の診療所と間違っている場合。〇〇眼科、とか〇〇耳鼻科・・・なんてやつで、紙のものもある。〇〇歯科、という時は、ちょっといかしたコメントを考える。
「え~っと、そこは、うちより繁盛している歯医者さんですよ。」なんてね。
でも、まだ、これは、同業者もので、関脇程度。
次は、まったく違う業界もの。前出の美容院とか、居酒屋など、けっこうバリエーション多彩である。この辺になってくると、わりと、ちょっと噴き出す。
「すみません、これ、違いますよ。うちのはポイントつかないやつなんです。」などと、笑いを取りに行く。
患者さんは、一瞬、診察券と思って出したカードを見て、大笑い。こちらも、のっけから笑わせてもらってどうも、となごむ。このあたりになると、大関がまじる。
先日、ついに、さち先生が決定した横綱が出現した。
「〇〇楽器店」、これは愉快!幸いにも、現場に立ち会ったさち先生は、思わず、
「え~っと、これは違いますね~」とにんまり!
デザインもあんまり似ているとは言えないのもおかしい。「あ、」と彼はひとこと言って、カードを引っ込めた。
楽器店か~・・・楽器されてるのかな?ギターかな?いやいやトランペットかもしれない。もしかして、すごいピアノの奏者だったりして。わー、スーツを着こなしておいでになる彼が、実は日曜日はクラブで弾き語りをしていたりしたら、なんて謎めいているのかしら・・・・
思わず、笑いにかまけて、聞き出すのを忘れてしまった。残念。だって、次にこられた時に、楽器されるのですか?ってお聞きすれば、あの〇〇楽器のカードを私が一瞬のうちに、厳しくチェックしたことがばれてしまうではありませんか。それは、ちょっと女医のメンツが・・・・・・
まあ、でも、とてもストーリー性に富む素敵なカードです。
なんだか、そういうことが時々あると、うらかわ歯科医院の診察券も、ポイントがついて、粗品なんかあげなくちゃいけない気分になってきます。ま、でも、今のところ、ポイントはつきません、です。すみません。
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