CEOの年俸


     かの孫正義が、後継者のアローラ氏に165億円支払った。
    そんなニュースが流れていましたね。
     なんだか、こういうニュースって、私はすご~くいやな気分になります。日産のカルロスゴーンの年俸を聞いたときもそうだったけど。
     もし、なにかの運命で、(ありえないけど)私が日産のCEOに就任し、何十億の年俸をもらったとしたら、それを還元して、できるだけ、リストラせずに、みんなの生活が立ちゆくように考えると思うなあ・・・
     何十億もあれば、下請けの会社に、こぎることなく労働に見合った報酬を支払うこともできるし。

     ソフトバンクだって、私なんぞは、後継者一人に国家予算なみの金額を払うんじゃなくて、派遣さんを正社員として雇い、顧客に対しては、たくさんオペレーターをおいて、苦情対応やサービスに対応するための予算を組む。そっちの方が、どれだけ、人様の役にたつか、って思っちゃいます。
     なんたって、以前、身に覚えのない支払請求がヤフーから毎月送られて来たことがあって、電話しても、誰にもつながらず、ひたすら、機械のメッセージ案内だけで、困ったことがありました。結局、今までは、ただのサービスになっていたのが、いきなり課金サービスに変わったということらしく、友達に教えてもらって、ネットの設定をかえて事なきを得ました。
    まあ、何というか、自分でネットで調べて、勝手にやれ・・・と、言われたみたいで、いやな気持ちを味わいました。

     私が若い頃に、”今からは、日本もアメリカみたいな社会になっていくんだろうね。”とよく母が言ってました。それは、どうも、アメリカの良い面を言ってるのではなく、悪い側面を言ってるようなニュアンスだったので、ふ~ん、そうかな~と、何気に聞いていました。今更ながら、こういうことだったのかしら、なんて、最近よく思います。なんせ、アメリカは、数パーセントの大金持ちが、国家の富の大半を所有する国だそうです。

     そして、人生の成功は、いかに、他人から搾取する側に回るか。現代の成功者達の多くが、後輩に伝えます。言い方の問題で、少なくとも、私にはそう聞こえます
     孫正義氏の記事を検索すれば、彼が、いかに何にでも、一番をとることにこだわり、ずっと勝ち続けたというようなことが書いてありました。一番イコール成功。多くの富イコール成功・・・へ~・・・と言うしかない、さち先生です。(なんせ、一番なんて、あんまりなったことないもんね~・・・)

     その成功の哲学を、若い人にレクチャーしてる様子を見て、気持ち悪いと感じるのは私だけでしょうか。
     
    その昔、人間の社会は奴隷がいて、王様がいる。そんな社会が普通で、みんながもっと平等になるようにと、革命をおこし、闘争してきた歴史の連続だと、学校で習った気がしたのだけど、民主主義と呼ばれる、昔よりは、少しはましな社会ができたと思っていたら、新たなる奴隷制度に逆戻りのような、なんだか変な社会になってきたな、と、最近私は気持ち悪くてしかたないです。

     一人が、何十億ももらう会社、しかも、創業者でもないのに・・・こういうのが、普通になってくると、必ず、一部の人が国の法律までも、権力とお金を使い、自分に良いようにかえてしまって、まるで、人間の歴史を逆行するようなことが起きてくるんだろうな、と思います。彼らはきっとそのうち、不老不死とか言い始めるに違いない・・・

     我が子や、若い人には、本当の人生の成功とは何か、洗脳されることなく、自分の頭で考えて、捜して見つけ出してほしい、と思わずにいられない今日この頃です。
     



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