「謎の1セント硬貨」 マクドナルドの謎

さち先生ブログ

「謎の1セント硬貨」 マクドナルドの謎_c0219595_153336.gif 
最近読んで面白かった本の話をしましょう。
宇宙飛行士の向井千秋さんのご主人、向井万起男さんが最近書いた、「謎の1セント硬貨」という本です。万起男さんは、千秋さんが時の人だった頃に、奥様のことを書いた 「君についていこう」 がえらく受けて、すっかり人気者になったドクターです。私も、「君についていこう」では、千秋さんの性格を、「みなしご一人旅」と表現したその表現力にすっかり魅了された一人です。このたび、奥様といっしょの、アメリカ体験を書いたこの本は、読む前から期待十分。思わず買ってしまいました。


 慶応大学の病理学のドクターである万起男ちゃんは(奥様が呼ぶ愛称)、宇宙飛行士の奥様に会いに、ジョンソン宇宙センターのあるテキサス州ヒューストンに、年に何度か行くわけですが、当然日本人として、アメリカの不思議にぶつかるわけです。凡人は「何で?」が生まれてきてもそのままですが、万起男ちゃんは、いちいちアメリカの関係筋に丁寧なメールを送り、疑問を解消すべく努力を重ねるのです。その結果生まれた、新しい万起男ちゃん的アメリカ文化論ができあがりました。どの章もおもしろかったのですが、特に、私がびっくりしたのは、「マクドナルド万歳!」という章です。だって、私もずっとこっそり時々やっていたんですもの・・・
 

アメリカで車で旅行していると、結構困るのがトイレの問題だそうです。そんな時とってもありがたいのが、マックの存在だというのです。なぜなら、アメリカのどのマックも、トイレが、レジから見えないサイドの入り口のすぐそばにあるからだ、というのです。お店で買い物をしないのに、トイレだけ借りるというのは、心苦しいものです。でも、マックは、そういう造りになっているので、何とも失敬しやすくありがたい、というのです。一つ二つの店舗がそうか、と思ったら、どこもそうだというのです。
 トイレだけ借りにくるやからが発生することを予想していないのか、あえてそうしているのか・・・・万起男ちゃんは勇敢にも、アメリカのとあるサイトに質問メールを送ります。
 答えは「マクドナルドは、店で何も買わない人でもトイレを使ってかまわないという方針を実践しているんだ」そうな・・・

 実は、さち先生も、近くのマックで、時々トイレだけ使わせていただいていました。裏の方のドアのすぐ近くにトイレがあって、実に借りやすいのです。そこのモールに行ったとき、他のお店のトイレは、いちいち貸してください・・とか言って使わせていただかなきゃいけないので、とってもありがたいのです。でもそれは、自分だけが発見したアイデアくらいに思っていたのです。まさか、マックの手中にあったとは・・・・
 万起男ちゃんも、その結果、嫌いなハンバーガーまで食べるようになり、私もちょっと心が痛むので、ちょいちょい、好意的にマックを食べたりするのです。
 なんか、すごくびっくりしました。  もしかして、マックのトイレ借りの常習犯いませんか?こういうことだったんですって。しめしめなんてトイレを借りたあなた、マックの手のひらで遊ばれていたって訳・・・。

 タイトルの「謎の1セント硬貨」も面白かったですよ。興味がある方は読んでみてください。うちの待合室においています。

うらかわ歯科医院のホームページへ

branch
贈り物ショップ ジュエリー 手作りバック ブランチアン<br />
<br />
ドリーフ


コメント

タイトルとURLをコピーしました