普天間に思うこのごろ

社会

 最近ニュースをつけると、普天間・・・という言葉が聞こえてきます。沖縄の人たちの犠牲はいかばかりか考えると、どうにかならないのかな~・・・と思います。
 でも、ひとつ不思議なのは、なぜ、怒りの矛先が、アメリカに向かわないのだろう・・・ということです。アメリカよ帰れ~、と言う方が、第二の普天間が生まれることもなく、ハッピーじゃないかと思うわけです。なぜ、アメリカのアの字も出てこないのかしら?・・・アメリカよ帰れ、なら、鳩山さんだって、もう少し、アメリカに交渉の仕方もあるというもの。

 「普天間がうんとは言わないんだよね。こじらせたら、アメリカさんに出て行って、なんて言わなきゃいけないよ。どうしたものか・・・。それに、思いやり予算なんかつけちゃったら、普天間は手がつけられなくなる。まだいるつもりなら、普天間の手前、せめて、借地料くらいは、払ってもらえないかね・・・」なんてね。移転するにしても、借地料くらいはとれるかもしれない。
 でも、そういえば、なぜか、日本では、口をつぐんだように、誰一人アメリカ攻撃をしません。

 考えてみれば、日本は、ありったけのお金をつぎこんで、馬鹿の一つ覚えみたいに、アメリカ国債を買さわされてきました。アメリカ国債というのは、アメリカ政府が他の誰かに借りる、国の借金で、言い換えれば、「おう、金貸せやい・・」みたいな感じ。(笑)
 サブプライム前は、空前のドル高。異常に高いアメリカ国債を、山ほど買わされて、ドルが90円を切る今となっては、国債の価値は半値同然。日本国民の資産は、一瞬のうちに、半分になってしまっている訳ですよ。
 その頃、アメリカにぼられたお金で、金でも買っていれば、今は日本だって暴騰がとまらない金を売って、福祉なんかまかなえたんではないかと思います。
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 年次改革要望書、というアメリカと日本で交わされる、互いにさまざまな申し入れをする、という建前の、アメリカからの命令書があるのをごぞんじですか。毎年秋に出される、日本の政策の骨子になってしまう、内政干渉的な文書です。小泉政権も、この命令書どうりに、郵政民営化をはたし、郵政に眠る巨大な国民資産を、アメリカが吸い取る仕組み作りにがんばって、ブッシュにほめられました。

 日本は、家庭にたとえるなら、お金をあずかる、お母さんが、やくざにおどされ、お金をむしられているのに、息子の太郎君や、次郎君、また花子ちゃんたちが、お父さんが、晩酌をするから、「学費が足りない」、「お母さんの美容院代がもったいない」、なんてことを言っているようなものなのです。

 そして、メディアで、アメリカ国債を買わないようにしよう、なんて向こう切って、言おうものなら、そういうコメンテーターは、即、メディアから抹殺されていきます。だから、年次改革要望書、なんてものがある、という報道も、あるわけがありません。
 民主党政権は、アメリカにびびりながらも、「もうこれ以上は、アメリカ国債は買わないようにしましょう・・・」とつぶやいたりするし、アメリカ国債だって売る、くらいの気概を持ちましょう、なんていう元気な議員さんもいるようなので、たぶん、アメリカの手下みたいな、メディアから、メッタ切りにされているんじゃないかな?
 最近の、民主党バッシングを見て、私はそう感じています。アメリカにひたすらお金をつぎこんできた自民党政権に戻ったほうが、アメリカはやりやすいし、もっともっと、日本を食い物にできるわけだから、どんなきたない手を使っても、民主党をつぶしたいんじゃないかな。

 民主党の政策も、良いとは決して言えないけれど、現在おきていることの、本質を見たいものだ、と思うこのごろです。たぶん、私は、あとから振り返ると、日本の将来を決めてしまう、エポックな時のハザマにいるでしょうからね。

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