うらかわ歯科の下のローソンに行くと、よくコンサートのポスターなんかが貼ってある。知らない人がほとんどで、ポスターのキャッチコピーで、は、この人たちが〇〇っていう人なのか~・・・みたいなことが多い。
あるとき、なんだかストリートギャングみたいな、がらの悪いグループのポスターが貼ってあって、よく見ると、”エグザイル” と書いてあった。

久しぶりに、どこからか出てきたハートカクテルのコミックブックをぱらぱらとめくると、これさえも、古典になってしまうか~・・・とため息が出た(昭和62年出版ですって!)。
今や、わたせせいぞう氏が描く、ハートカクテルの世界は絶滅してしまったかのようです。
何しろ、昭和最後の時代は、まだまだ、石津謙介も(日本のトラッドやアイビーのさきがけデザイナーです)、まだ風格を保っていたし、トラッドやらアイビーやらは、駅前商店街がまださびれきっていないのと同じように、健在でした。
いかした男たちは、金ボタンのダブルの紺ブレに、つややかなネクタイをしめて、きれいに髪をとかしつけてにこやかに微笑んでいました。ちょっとしたハンサムなら、キザ!と思いながらも、女性の視線を集めていました。
今や、ファッションは、着くずす・・・なんて表現さえもあてはまらないほど、ルーズになり、アイビートラッドなんて、すっかり死語になってしまった。
ハートカクテル・・・ なんとお上品で、優雅な世界。、今見れば、格調高い。トレンチコートをトレンチコートらしく羽織り、女性は女性らしくエレガントでもある。ハートカクテルのカップルをあの頃は、ちょっと斜めに眺めていた私がうらめしい。
今となれば、こっちのほうがわかるよな~。エグザイルはおばちゃまにはわかりましぇーん。

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