アベノマスクが届きました。
昔、給食係のエプロンとともに支給された、オールドファッションな小さなガーゼのマスクが二つ入っていました。
郵送で来ると聞いていたけれど、住所も宛名もないところを見ると、郵便配達の方が、無作為に、ポストに配っているようです。そうすると、各戸配布は、かなりだぶつきが出ますね。
コロナ経済制裁とも言えるおかみの自粛政策で、それでなくても、多くの人が困窮しはじめているのに、こういう無駄をどうにかしてほしいですね~。
それにもちろん、このマスク、医療用では絶対に使えませんね。小さすぎますし、洗うとさらに縮むでしょうし。阿部さんは、意地になってマスコミの前で使っているようですが、一般的なサージカルマスクの大きさの方が、明らかに感染対策には適しています。
それにしても、このマスク、届いてみて、大きさにもびっくりしたけれど、もっとびっくりしたことがあります。
なんと、いっしょに入っていたコロナ予防のパンフレットには、ノーマスクの人達の絵が描いてあるではありませんか。三密を表現するイラストは、全部ノーマスクのキャラクターですよ!
つまり、マスクを配っておきながら、ノーマスクで行う感染対策、いわゆる三密作戦です。
かねがね、三密は、マスクなしの人たちのことで、マスクをしていると、その条件は緩和される、と私は皆に説明しておりました。だって、マスクをすれば、そもそも飛沫はほとんど外に出て行かないわけで、普通のソーシャルディスタンスが可能になるのです。
じゃなかったら、医療現場の感染予防など不可能だということになりますよね。
マスクを配って、ノーマスクの感染予防を叫ぶ!
こんな国民をばかにした政策ってあるのでしょうか。三密をさける。自粛を、閉店を・・・と言う前に、まずマスクを徹底しましょう。と言うべきでしょう。
マスクがないと叫んでいた間、ググってみれば、簡単なマスクの作り方など、ネットにすぐさま出てくるのだから、代替マスクをすれば、国民全体すぐに口を覆えます。うらかわ歯科も、ホッチキスとゴムで、1分で作れるマスクを考えましたよ~。
それなのに、基本的な感染対策を徹底させることなく、ただただ無責任に自粛だけを声高に叫び、まるで、コロナが感染者の体中から湯気のように立ち上っているかの如く、何をしても防げないようなイメージを持たせ、怖がらせ、何の保証もなく、自己責任で経済活動を停止しろ、なんて、人権侵害も甚だしい!
何度も書くけど、コロナは、飛沫感染がメインです。飛沫はマスクをしなければ、そこいら中にとんで、今度は、接触感染を巻き起こします。とにかく、1にもマスク2にもマスクです。
なんか、毎日のようにテレビに出て、80%接触を減らさねば! と連呼している学者さんって、ほんとにこの人まともなの? と思います。
現場の医者なら、まずは、マスク手洗いを、どうやって皆に正しく行わせ、コロナを防ぐか。そっちからスタートだと思いますが、彼らがそれを主張しているのをあまり見なかったように思います。
順番が違う。それに、あいかわらず、自己責任で自粛、と言って責任逃れするわざは、いつもの日本政府のやりかたで、おみごとです。
それに、歯科医療現場こそ、スタッフは感染のリスクにさらされますので、しっかり対策をする必要があります。そのため、患者さん一人にたくさん、滅菌や使い捨ての器具が必要です。それにもかかわらず、初診料も再診料も、歯科は、医科より安く設定されています。ですから今回も、持ち出しで、歯科現場は、感染対策をがんばるしかありません。
ほんとに、たくさんの人が憂き目にあっておりますね~。
コロナ後は、どういう世界になるのでしょうか。まともなことがちゃんと通るような世界になるといいですね~。
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