自分で野菜を作るスキルをつけたいな~、と、家で少しばかりの野菜を作るようになって二年目になりました。色々勉強してみると、驚くことばかりです。
無農薬では、絶対に虫食いはさけられないという、考えも畑をやりだして思い込みだったことがわかりました。
農薬ばかりか、科学肥料さえ使わない農法があります。自然農法というやりかたです。土の中の菌を育てて、菌に土と野菜を作ってもらうという方法です。
私も、それを知ってから、有機農法(自然のたい肥などは使う)もミックスした”なんちゃって自然農法”をめざしました。
時間をかけて、菌が豊かにした畑で栽培した野菜は、うまく条件がそろえば、虫が食べない野菜ができます。
植物に必要な三大栄養素があります。窒素、リン、カリウム、です。これらのバランスが絶妙な良い畑は、すくすく野菜が育つんだそうです。
ならば、肥料で補えばいいようなものですが、その量と言うのは、過剰であってはならないようです。栄養分が多すぎると、作物は、メタボ野菜になるんだそうです。野菜から出るあふれんばかりの窒素の匂いが、虫をひきつけて野菜は食べられてしまうと言います。
ところが、微生物により、豊かな畝を作ると、菌が、絶妙な量の栄養素を植物に供給するんだそうです。
そのような畑で育った植物は、メタボ野菜にはならず、虫が食べても消化できない野菜ができるというから驚きです。
見よう見まねでキャベツを作りました。土を何か月もかけて作り、秋にキャベツの苗をおろしました。キャベツは、初心者には難しいとされる野菜です。
春が訪れ、私のキャベツは小さいものの、真ん中の食べる部分は、虫の被害をまぬかれました。一斉にいくつかできたので、食べるのが間に合わず、畑に放置していると、だんだん虫がついてきました。
なるほど、旬をすぎると、野菜の栄養価が落ち、虫たちが食べても大丈夫になるのだと思いました。
まあ、ビギナーズラックのようなキャベツでしたが、私としては大満足。味もひとしおおいしく感じました。
実際にやっていくと、言うほど簡単ではなく、うまくいったりいかなかったりです。
しかし、失敗しながらも、農薬なしで、けっこう食べられるものが食卓に供給されています。
野菜作りを始めたおかげで、プロの農家さんの大変さがわかるようになりました。ほんと農家の皆様感謝です!
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