ホワイトニングやりたい高校生女子にびっくり!

医療人ねた

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 年齢を重ねると、歯の色が暗くなります。専用のマウスピースを使って、歯に為害作用のない薬剤パックで行うホワイトニングは、中高年には良い方法です。
歯の色の黄ばみは、老け顔アイテムになってしまいます。
ところが、最近、知り合いからとある相談を受けました。
彼女のお嬢さんに
 
「お母さん、高校進学のお祝いにホワイトニングをしてほしい!」
と言われたそうです。
 
私はびっくりしてしまいました。 確かに、若い人のホワイトニング熱が高いことは知っていましたが、若さまぶしい高校生が、ホワイトニングをしたがっているなんて!
 
その年代の平均的な歯の色は、決して暗くはありません。
 
しかし今どきマスコミに露出する口元は、確かに真っ白です。光を当てまくり、またちょっと露出オーバーにして、モデルさんの口元はスーパーホワイトに輝きます。
 
そんな刷り込みを当たり前と思ってしまうと、我々アジア人の歯は、若者でも、けっこう黄色いといえます。
なるほど~。
氾濫するホワイトニング情報に飲み込まれず、しっかりと学んでいただいて、正しくやってほしいな、という思いがふつふつとわきます。
また、歯肉炎や、虫歯を放置して、ホワイトニングを先にやるのもよくありません。
 
ならば、主治医の私が、きちんとやってあげよう・・・
 
ということで、友達のお嬢さんが医院にやってきました。
やれやれ案の定、虫歯と歯肉炎で、まずはそこからになってしまいました。きちんとケアしてそれから、しっかり歯についたステイン(着色物)を取る。そして美しいエナメル質が現れたところで、ホワイトニングスタートです。
 
安心安全、白い歯を楽しんでほしいです。
 
ちょっと考えを変えて、この夏は、彼女に教えられて、うらかわ歯科医院は、学生さんたちのためにホワイトニングキャンペーンをすることにしました。
 
美しい口元は、まず歯のステインを取るだけでも作ることができます。
これは、定期健診とプロのクリーニングだけで可能です。(保険適応)
 
歯そのものを白くするのが、いわゆる医療ホワイトニングです。薬が開発されて早20年以上、今や安全性も、歯に対する悪影響もないことがわかり、日常臨床で活躍します。
正しい知識と正しい段取りで、やってほしいホワイトニングです。
 
 
 



 

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